モデリング対象、それは荘子だ: 老荘思想と現代ビジネスの共通点

こんにちは、小宮山龍一です。

あなたには「憧れる人」や「モデリング対象になる人」はいますか?

私のモデリング対象は、古代中国の哲学者、荘子です。なぜ彼が私のモデリング対象になるのか、その理由と価値についてシェアしたいと思います。

荘子の真の価値

老荘思想とは、古代中国の哲学者老子と荘子の思想を合わせた哲学です。この哲学は非常に多くの人々に影響を与えていますが、私が特に注目したのはその後者、荘子です。

一般的には「老子と荘子の思想が似ているから一緒になったのだろう」と考えがちです。しかし、それでは荘子の真の価値を捉えられていません。

では、荘子の価値は何か?

それは、老子の高度な哲学をより広い層に理解しやすい言葉で伝えた人物だ、という点です。

荘子は、高度な概念を平易な言葉で説明したり、わかりやすい寓話を用いて、多くの人々に普及させる能力がありました。これを現代ビジネスに置き換えるならば、荘子は東洋哲学最高の「コピーライター」または「セールスマン」と言えるではないでしょうか。

目指すは、荘子ポジション

この事実を知ったとき、私は「私自身が今やっていることは、レベルは違えど、荘子がしていたことと本質的に同じだ」と感じました。

東京美学倶楽部 東京第三支部(TB3)では、複雑で高度な内容を、多くの人々に理解しやすい形で提供していますので、「高度な哲学や概念をわかりやすく翻訳して、多くの人々に価値を提供する」という点では、荘子がやっていたことと一致するのです。

私は思いました。「目指せ!荘子ポジション」と。

まとめとお知らせ

さて、荘子が平易に老子の思想を解説したかということは分かりましたが、その思想とは具体的にどのようなものだったのでしょうか?

さらに、この老荘思想が中国の土壌で、新たな仏教や禅の思想を生む礎となったと言われていますが、これらの新たな思想形態は中国では定着しなかったのです。

代わりに、日本という別の国で、東洋哲学はその「最終形態」へと進化を遂げました。では、その最終形態とはどのようなものなのか? そしてそれがどのようにして形成されたのか?

ここについては、10月から始まる「メタ東洋哲学マスタリー」講座で詳しく解説していきます。

興味をお持ちいただけた方は、「学び方のデコード」講座で詳細をご案内しております。東洋哲学の深遽ついて、新たな視点を手に入れましょう。

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